小泉首相の参拝について

上記よりの続きとなるが、小泉首相の今回の参拝に関してはこの点はクリアしているといえる。内閣総理大臣という役職ゆえ全ての追悼式典および千鳥ヶ淵戦没者墓苑にも同日参拝をしている。イデオロギーにおいても同日の全国戦没者追悼式においてこれまでの政府の公式見解を踏襲する発言を行っている。小泉首相自体が特殊な存在であるため、参拝することがイデオロギーの賛同に繋がるという批判自体が理解出来ないかもしれないが。

ただ、小泉首相が「靖国神社」を政治的・外交的に利用しているという点は抑えなければいけない。総裁選における参拝の公約や中・韓を「抵抗勢力」と同様の立場にして日本国民にアピールし支持を広げているということは計算の上であろう。